新商品:リザード黒桟革【最大幅29cm】黒×本黒漆/ツヤ強/背割/8376hk

2024/12/05

新商品:リザード黒桟革【最大幅29cm】黒×本黒漆/ツヤ強/背割

姫路黒桟(くろざん)革で有名な坂本商店様の漆(うるし)と加工技術から生まれた本黒仕上げのリザード革です

■本黒仕上げとは
精製された漆は、元々茶色がかった透明をしており、黒以外の色漆(朱色など)は、 この透漆に顔料を混ぜることで色を出します
ただし黒色だけは、精製の段階で鉄分を混ぜ、鉄の酸化作用によって、漆自身が黒色に変化したものなのです
いわば漆の黒色は他の黒色とは異なり、漆でしか出せない 漆特有の黒色、「他にはない黒」ということになります
ですから、その深みがあり光沢のある黒色を、漆独特の黒色になぞらえて「漆黒」と呼ぶようになったと思われます

■商品情報
・色:ブラック×本黒漆
・厚さ:約0.9mm前後
・最大幅:約29cm

■漆(うるし)について
漆はウルシオールという樹脂分が主成分で、その他に水分、ゴム質、酵素などを含みます。
この成分の割合は、採取される産地によって異なっており、それぞれの漆の性質の違いになってきます。
漆が乾くメカニズムは、一般的な「乾く」という概念とは大きく異なります。 一般的に「乾く」というのは、水分が空気中に蒸発する、というイメージがありますが、漆は全く逆で、空気中の水分を取り込んで乾きます。
漆が乾くというのは、成分の酵素(ラッカーゼ)が、水分の中の酸素を取り込んで反応し、ウルシオールが液体から固体になっていくことです。日本では梅雨時期が最も乾燥が早くなります。梅雨時期や夏場は気候的にも乾きやすくなりますが、それ以外の時期でも漆を乾かすため、「漆風呂」「むろ」と呼ばれる漆用の乾燥室を使います
漆の塗膜は堅く、また非常に柔軟でもあり、現代の一般的な化学塗料よりも強靭で優れた性質をもっています。酸、アルカリ、塩分、アルコールにも強く、また耐水性、断熱性、防腐性なども高いということも 特徴です。また、接着剤としても優れており、陶磁器を修復する「金つぎ」や、染型を作るときに紗に型紙を張る工程などで、古くから接着剤として漆が使われてきました。
ただ、漆は紫外線にはあまり強くありませんので、屋外で使用する際には塗り替えなどが必要になってきます。漆塗りの漆器を保管する場合でも、直射日光を避けた方が良いでしょう。
また、漆は乾くのに時間が掛かるという特徴があります。
このために1つの漆器を塗り、仕上げるためにも長く時間が掛かってしまいます。

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