オーストリッチ革の種類と特徴
オーストリッチ(ダチョウ)
オーストリッチ(Ostrich)は、ダチョウ(駝鳥)の英語表記です。
・和名:ダチョウ(学術名:Struthio camelus)
ワシントン条約上、野生種の商取引は認められていませんが養殖された革のみ輸入が認められています。南アフリカにおいて種の保全の為の学術研究がほぼ完遂し養殖事業に発展しています。 これにより種の保存だけでなく、地域の雇用や経済的発展にも大きく寄与しています。
・現生鳥類で世界最大級の鳥で、体高2.5m、体重120㎏に達します。
・天然皮革の中でも特に立体感のある表情は、作り手の創作意欲を掻き立てる個性的な高級素材です。
・クイルマークと呼ばれる、羽毛を抜いた痕の突起が特徴です。
羽毛を抜いた痕である突起「クイルマーク」がオーストリッチ革の最大の特徴ですが、本当に立体感のある大きなクイルマークがある部位は意外と限られています。しっかりとしたクイルマークを多く含むことによって、価値が大きく上がることになります。
クイルマークが無い部位や中心部から外れた小さなクイルマーク部も独特なシワと上品さがあり、作る作品によってはとても個性的な表情を見せてくれます。
東京店舗ではカットレザーのみならず、丸革も多くのカラーと仕上げをご用意しています。
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オーストレッグ革
オーストリッチの足の部分の革です。恐竜を連想させる個性的なウロコ状の模様が最大の特徴です。
ダチョウには手がありません。足で走り、足で喧嘩もします。キズが多い部位となります。
サイズも決して大きくないのでワンポイントでの使用がメインとなりますが、とにかく表情が個性的なので是非一度使って頂きたい革素材です。
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また革だけではなく、「ダチョウの羽」も東京店舗では陳列販売しています